不正咬合

タグ:

不正咬合


概略

咬み合わせが悪くなる病気

症状

切歯の不正咬合は、うさぎの唇を少し持ち上げることで把握することができる。下の歯が上の歯より手前に出ていたり、歯が斜めに削れていたり、切歯の後ろにある小切歯が外側に出ていたりする。臼歯の不正咬合は、簡単に把握できない。

原因

遺伝的な要素、食生活、外傷などによっておきる。

対処方法

【子うさぎの時に発見した切歯の不正咬合の場合】
小さなダイヤモンド金工やすりで少しずつ削る。成長期の場合は、少しずつ削りきれいな状態にすることで改善される事がある。但し、明らかに下の切歯(下顎大切歯)が上の切歯(上顎大切歯)の前に来ている場合は当てはまらない。
臼歯の不正咬合になる手前に状態、棘状のもの(スパイク)があるとき】
小さなダイヤモンド金工やすりを臼歯のところまで入れて、うさぎに噛んでもらう。数回噛むとスパイクは削れる。
スパイクがあると、口内を傷つけ、傷口から細菌が入った場合は他の疾患を引き起こす可能性がある。
【切歯のカット】
基本的には、獣医師でカットしてもらう事を勧める。その方法は、ニッパーのようなものと電動工具を使う事が一般的である。但し、ニッパーなどで歯に圧力をかけると、失敗して歯が縦割れすることがあるので事前に獣医師に確認する事が必要である。
いずれにしても、診察中にうさぎが暴れだすなどのハプニングを避ける為、うさぎの扱いに慣れた先生を探すことを勧める。
不正咬合が原因で湿性皮膚炎が起きている場合は、直ぐに獣医師に相談する。
臼歯のカットは獣医師に相談する。

予防方法

1)食生活は臼歯のすりつぶし運動が出来るようなものにする。例えば、牧草野菜類などを必ず与えるようにする。
2)時々、獣医師にチェックしてもらい、早期発見、早期対処を行う。早期に発見されれば軽いものですむことや、治ることもある。自分で臼歯のチェックをする場合は、若干怖いがきれいにした小指で臼歯までさわり、うさぎに噛んでもらう。突き刺さるような痛みがきたら要注意である。
3)市販されている内耳鏡もあるので、内耳鏡を使って自分で臼歯をチェックすることも可能である。
4)臼歯を使わない食べ物を与えていると臼歯を上手に使えないことがある。臼歯を使う食品(牧草など)を与えて、臼歯を使う練習をさせる。
*うさぎに嗜好性が高く繊維質が高い食品(アルファルファ、穀物、ドライフルーツ等)を少しずつ食べさせ、様子をみる。
*少しずつ葉等の多い牧草を混ぜて与える。このとき茎等の固いものは避けるようにする。
*いろいろな方法を試しても、牧草を食べない場合には、臼歯の不正咬合があり、口腔内を傷つけている可能性があるので、獣医師のチェックを受けることを勧める。

うさぎの歯の構造

うさぎの永久歯は上顎の前側に大切歯2本、その裏側に小切歯が並んでいる。下顎切歯2本と大切歯はほぼ同じ長さである。
臼歯は上顎に6本(片側)、下顎に5本(片側)、総数28本生えている。正常な咬み合わせは切歯の場合、大切歯と小切歯の間に下顎切歯の先端が咬み合う状態。臼歯は下顎が上顎臼歯よりも少し内側にあり、歯冠は少し内側に傾いていいて、上顎臼歯の歯冠は少し外に傾いているのが正常な咬み合わせである。

「不正咬合」に関する飼育用品