毛球症

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毛球症


概略

うさぎは嘔吐できない動物である。胃の中に貯まった毛がいろいろな関係で球状になり、胃の幽門部などをふさいだりする病気。

症状

初期の症状は、ふぞろいなフンをする。この頃は、食欲も大きく変化ない。徐々にフンが小さくなり、フンが出なくなる。小さなフンをするようになると、食欲も低下し、いつもより元気がなくなってくる。フンが出なくなると水分ももあまりとらなくなる。このような状態になると胃腸の動きも悪くなり、体力的にも徐々に落ち、最悪の場合、数週間後に死んでしまう。また時には、毛玉が腸閉塞を起こし急死する場合もある。

原因

肥満により胃腸の動きが悪くなったり、ストレスにより過剰な毛繕いをしたり、の与え方が不適切で繊維質の少ないペレット中心で牧草などを与えていない、体質的になりやすい(長毛種)などが原因。

対処方法

1)毛球症ではないかと思ったら、先ずはフンを毎日チェックしその変化をみる。もし、少なくなったり、小さくなったりしたら、牧草中心、野菜中心のにきりかえる。牧草を食べてくれるうさぎは、1週間位牧草だけにする。この時にパパイヤ酵素の精製剤(パパイヤタブレット)などを与えてもいい。
2)症状の改善が見られなければ、直ぐに獣医師に相談する。獣医師との相談の中でパイナップルの生ジュースの適用や毛球除去のペースト(ペトロモルト)を考えてみる。パイナップルジュースは、フレッシュジュースを自分で作り、冷凍保存しておく、約5~10mlを3回位/1日に与える。この時、獣医師の治療として食欲増進剤、胃腸運動改善薬などと胃腸のマッサージを行う。
3)飼育者は、うさぎが食欲が低下して、体力が落ちないように、穀物類(小麦、大麦、まいろ、エン麦など)やアルファルファ牧草、などを与えてうさぎの食欲増進をはかる。体重をチェックするとその目安になる。
4)触診で大きな毛玉が確認された場合などは、外科的な手術をすることもあるが、この時に一番大きなポイントは、うさぎの体力が低下していない事であるので(3)の対応は非常に大切になる。

予防方法

1)牧草を毎日与える。
2)肥満にならないように食事量をコントロールする。
3)換毛期ブラッシングを徹底する。
4)なりやすいウサギの場合は定期的にパパイヤタブレットなどのパパイア酵素精製剤を与える。