ウサギツメダニ症

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ウサギツメダニ症


概略

ウサギツメダニ(寄生虫)による皮膚炎。脱毛やふけなどが特徴。かゆがる為か後ろ足で耳の周辺をかく事や背中のあたりを口でなめたりすることがある。ウサギツメダニは、人間にも寄生することもあると言われる。

ウサギツメダニ:

うさぎの皮膚に寄生し、一生皮膚上で生活をする。大きさは、0.3-0.5mm程度。皮膚から組織液等を吸い、皮膚の中には潜らない。この時、皮膚に唾液を注入するので、皮膚に炎症が起きるという。卵→幼ダニ→若ダニ→成ダニというサイクルで35日程度の寿命がある。幼ダニが皮膚を刺すとも言われている。うさぎから離れたウサギツメダニは、耳ダニ(ウサギキュウセンヒゼンダニは、短時間で死滅する。)とは違い、10日間も生きていると言われる。


症状

皮膚に白いふけが固まりのようにでたり、この部分が赤くなることなどがある。ふけができる場所は、背中から腰あたりが多い。また、全体的に毛が薄くなったりする事があり、特にお腹や後ろ足内側などの毛が薄くなることがある。

原因

ウサギツメダニが寄生する事が直接の原因だが、体力の低下や他の病気などが基本疾患としてある事が多い。免疫力や体力が低下している状態があると、ウサギツメダニが繁殖し、ふけやかゆみなどの症状がでる。ウサギツメダニは、親・兄弟など一緒に生育した個体から寄生する事が多いが、飼い主が他のうさぎや動物と接触する事から感染させてしまうこともある。上記したが、体力低下が基本的になければ、あまり神経質になる必要はないかもしれない。ウサギツメダニの感染があっても無症状の場合もあり、感染数年後に症状がみられることも少なくない。そのため、ブリーダーなどでの完全な駆虫(撲滅)は容易ではない。全てのうさぎは感染していると思っても過言ではないかもしれない。

対処方法

ふけの固まりを発見したり、かゆがっていたり、脱毛や薄毛になっていたりしたら、こまめに皮膚のチェックをする。ウサギツメダニは、毛にふけのようについているが、根気よく見ていると動くふけのようなものがあるのを見つけることができる。また、皮膚にセロテープをはり付け、虫鏡や教育用の顕微鏡などで見るとツメダニ自体やその死骸を確認することができる。

1:生活環境を衛生的にする。

通風を良くし、トイレやケージトレイは綺麗に掃除する。また、ケージ内だけではなく、室内もしっかり掃除する。うさぎからダニが落ちたりする事から、ケージトレイにはペットシーツ等を用いて、掃除の時にはそれごと破棄する事が望ましい。ツメダニは、うさぎから離れても1週間以上は生存すると言われている。

2:ストレスのない環境を作る。

うさぎの生活パターンを短い時間で変えない。(極端に変則的な生活はストレスになる事もあります。)うさぎのテリトリーを急に狭くしたり、侵したりしない。

3:根本的に駆虫する。

著しいフケやかゆみがある場合には、獣医師に相談する。この時、ツメダニ症だけを見ずに、うさぎの抱えているストレスや基本疾患などを模索や対応を忘れない事が大切である。現在の駆虫薬としては、安全性の高い犬猫用のレボルーションが用いられる事が多い。ツメダニのライフサイクルが1月程度という事から、数週間から1ヶ月の間隔で複数回の投薬がされる事が多い。ただし、この投薬は獣医師が行うものであり、担当獣医師によって投薬間隔等が違う事がある。自己流で犬猫用の駆除剤を使うと危険な事があるので、絶対に行わないようにする。ちなみに駆虫薬は、皮膚から血液中に入り、駆虫薬としての効果を発揮するという。ツメダニ等の駆虫は、複数飼育環境下では容易ではなく、1匹飼育時に行う事が望ましい。

予防方法


ツメダニに寄生されても発症しないうさぎもいる事から、どのうさぎも感染されている可能性があると思い、他のうさぎを触った後、十分に清潔に手荒い等を行う。また、むやみに他のうさぎと接触させない事が大切である。ブリーダー等は、年に1回程度、獣医師の指導の元で駆虫薬の投与を行う事が必要である。

関連知識

 皮膚の状態改善) 皮膚の状態を良くし、ツメダニを繁殖しにくくする!
   OYKグルーミングスプレー
 被毛の状態改善 グルーミング) 抜け毛をとり、皮膚の状態を良くする!
   フーリー 抜け毛とりブラシ
 抵抗力改善) 免疫力をアップし、皮膚の状態を良くする!
   ラビットプロポリス
 お掃除) うさぎから落ちたツメダニが再び寄生しないように、シーツで丸めて捨てる!
   うさぎシーツ M

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