熱中症

概略

熱中症」は、飼主さんやご家族が正しい知識と対処法を学び、早い時期に生活環境整備を心がける事で予防出来きる病気です。「熱中症」を起こした場合、救命率は約50%とも言われる恐ろしい病気です。「熱中症」が疑われる症状を認めたら、一刻も早い対応がうさぎさんの命を救う事につながります。大切な家族です、みなさんで守ってあげてください。

日射病」と「熱中症
熱中症」は、高温の環境下で起きる全身の障害の総称で、「日射病」は、「熱中症」の原因による分類で、太陽光が熱源となって引き起こされる症状をいう。「熱射病」は、「熱中症」のなかでも症状の重いもので、症状の程度による分類をさす。


*症状

*通常38.5~40度の体温が40.5度以上になる
*耳の抹消血管が充血して赤くなる
*呼吸が荒く、口で呼吸する
*鼻や口の周りがびっしょりと濡れる
*出血性の下痢血尿がある
*けいれんを起こす
*ぐったりと横たわって動かない
*ショック状態、血液の凝固異常、急性腎不全、脳障害など全身の多臓器不全で死亡に至る場合もある

原因

環境とうさぎの体調などによっておこる。

熱中症」の起こりやすい環境とは?
   *前日迄に比べ、急に気温が上がった
   *気温、湿度が非常に高い
   *空気の流れが弱い、あるいは無風

熱中症」にかかりやすいうさぎとは?

   *高齢や子供のうさぎ
   *体調不良のうさぎ
   *暑さに馴れていないうさぎ
   *肥満したうさぎ
   *長毛種のうさぎ
   *妊娠中のうさぎ
   *過密飼育のうさぎ

*対処方法

   *早期発見、早期治療が最も重要である
   *早急に涼しい場所に移す
   *冷たすぎる水に全身を直接入れるのは危険である
   *冷たいタオルでからだを冷やす
   *耳や顎の下を冷やす*冷風を当てる
   *意識があり水分が取れる場合は、スポーツドリンク等を与える
   *濡らしたままの状態ですぐに病院に連れて行く
   *軽度の「熱中症」になり回復した場合でも病院で診察を受ける

*予防方法

熱中症」は、暑い真夏のものだけではなく、暖かくなった春先から涼しくなってきた秋にも注意が必要。

   *暑くなる前に、夏用品、暑さ対策用品を準備しておく
   *温度、湿度の管理を徹底する
   *エアコンをつけて室温を26~27度を目安に下げる
   *湿度は、70%以下にする
   *ケージの置き場所は、一日中に日光の当たらない涼しい場所にする
   *風通しを良くする
   *ストレスをなくし、体調管理を十分にする
   *水分を切らさない
   *暑い時間帯の移動は避ける
   *長時間の抱っこはしない

注! 一度「熱中症」になったうさぎさんは体温調節が乱れやすく、より「熱中症」に罹りやすくなるため、特に注意を払う事が必要である。車の中でも「熱中症」になる。車内での日当りにも気を付けて、エンジンを切って閉め切った車内には、決して放置しないこと。キャリーバックの中でも、「熱中症」になる。キャリーで移動する場合は、風通しを良くし保冷剤などで温度を下げる。


「熱中症」に関する飼育用品